
2024年12月7日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「オフキャンパス報告会」を実施しました。
コロナ禍を経て、今回が4回目の開催となります。テーマは「社会貢献と地域連携」。今年度は、対面と遠隔会議システムを合わせたハイフレックスで、加盟7大学の学生チームが、ボランティアやサービスラーニング等の教室外での経験に基づいた学びについて発表し、ピア評価を行いました。
夕食の後、それぞれの取組みに対して、意見交換を行いました。活動の課題や、取組のさらなるステップアップや充実のためにどのようなことができるかなどについて、お互いにメタ的な視点で意見交換を行いました。
最後に評価の高かったチームに表彰を行いました。
今後も学生交流の一環として、また、より高次の学びにつなげる機会として、オフキャンパス報告会を継続していきます。
協賛:
ナジック学生情報センター
行知学園日本語学校
グローバル人材育成総合研修所
共愛COCO
―「地域の孫になる」ための「みまもり隊活動」の持続可能な地域連携 ―
共愛COCOは地域連携型PBLとして2015年に発足した。今期は計59名が参加し、みなかみ町での地域活動を行っている。
年間をとおして継続的にみなかみ町藤原地区平出という世帯数13戸の集落を訪問して、地域住民との信頼関係を築いてきた。
学生メンバーが現地で支援をする「週末みまもり隊」では、除草・清掃などの環境保全、田植え・花植えなどの耕作作業、電気柵の設営、作物の収穫、十日夜や小正月の準備、除雪作業などの年間の農作業を支援している。
共愛COCOは「地域の孫になる」をビジョンとして活動することにより、地域の方々の負担を減らすとともに、学生は経験が無い農村体験をとおして貴重な学びを得ることが出来る。学生が集落での暮らしを体験することによって、地域の伝統的価値の保存と伝統文化を次世代へ継承することを目的としている。
住民のみなさんからは「若者が来てくれて農作業が助かる」、「耕作放棄地を整備して鳥獣被害対策になる」、「除雪支援により生活を守ることが出来る」、「集落がにぎわう」といった評価をいただいている。
私たち北陸学院大学では、令和6年能登半島地震の復旧・復興に関わる活動を行っております。
全国から来る学生ボランティアの活動拠点として、「大学被災地支援センター」設置しました。活動は住民の方のニーズに沿って行われ、多岐にわたります。地震によって落下した屋根の瓦を片付ける作業や、壊れた家具の運び出し、仮設住宅に設置するためのベンチ作成、夏服の衣類等の譲渡会等をこれまでに行っています。
その他にも被災者同士の交流を図るために、輪島市門前町道下地区のバラ園で「青空カフェ」を開催しました。また、活動の中には子ども支援もあります。子どもたちと小学校の体育館で一緒に遊んだり、8月には遠足に行ったりしました。
9月からは豪雨災害の復旧に関わる活動にも力をいれております。床下の泥だしや家屋の防腐処理、冬服の譲渡会あるいは墓地や畑の整備など復旧・復興にむけた活動を進めてきました。また、10月にはバラ園でローズガーデンコンサートも開催しました。
今後も、他大学と連携してボランティアの受け入れを増やすことが、活動を持続させることの要因になると考えています。
私たち松山ゼミは、富山国際大学において学生主体の活動を支援する「夢への架け橋」事業でいただいた活動資金を活用し、SDGsの視点を取り入れた活動を毎年行っています。
私たちは2019年から子ども向けにSDGsの啓発活動を始め、SDGsについて子どもが楽しく理解できるような「SDGs手作りカルタ」の作成を行いました。
そこから発展させ「SDGsスゴロクin富山市」を作成し、小学校高学年から中学生でも楽しめるよう工夫しました。
今年度も富山市主催のSDGsウィークに参加し「SDGsスゴロクin富山市」を実践し普及活動を行います。
今後も、松山ゼミは富山国際大学で、持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでいきます。
宮崎国際大学には地域連携センターが設置されており、大学のさまざまな資源を活用し、積極的に地域貢献を行っています。
例えば、国際色豊かな大学の特徴を活かし、地域行事の中で民族衣装や各国の国旗を身にまとい、「多様性の尊重やグローバル人材育成」を地域社会に発信しています。
また、子どもを中心とした地域ボランティアに参加することで、地域で未来を担う子どもたちに豊かな遊びや環境を提供する活動も行っています。
大学生が「自分たちにできることは何か」を考え、実践した活動を是非ご覧ください。
本プログラムは、関西国際大学が2014年度から東南アジアの15大学と連携して進めている防災人材育成プログラムAsian Cooperative Program (ACP)の一環として行われました。
今年度フィールドとなったインドネシア・ジョグジャカルタは、これまでムラピ火山大噴火やジャワ島中部地震などの災害に度々見舞われてきました。
関西国際大学学生は、現地インドネシア学生とともに、被災地コミュニティを調査し、調査結果を踏まえた防災教材を作成して、現地の中学校で防災出前授業を実践しました。
参加学生は、カードゲームやクイズなどを用いた教材づくりの工夫、グループ作業における英語でのコミュニケーション、イスラム教文化との出会いなどを通して、意識や考え方の違いに気づいたり、課題解決の能力を高めることとなりました。
生きづらさを抱える人へ私たちができること
様々な「生きづらさ」。それは先人や社会が便利な世の中を作るために努力してきた事で、仕方なくも生まれてしまったマイノリティな人たちが感じる辛さや理解されないという苦しさ。仕方ないものとして、目を逸らすのではなく、真っ直ぐに見つめて、その人たちへ支援の手を差し出しませんか?
しかし「これまで通り」では、その「生きづらさ」を改善することが難しいという現状があります。
ならば、流行や新しい物に敏感な私たちが新しいテクノロジーや柔軟な思考を持って、「これまで通り」に縛られない新しい支援の仕方を生み出すことができるはずです。
そんな新たな取り組みが生み出した新たな支援の形、「メタバースの高校」について少し紹介します。
キャンパス発 地域経由 未来行き~食と衣類の循環をめざして~
野村ゼミでは、「学習」「行動」「実装」の3つの指針に基づき、環境経営に関する研究とプロジェクト活動を行っています。専門的な知識を深め、問題解決に向けて実際に動き出し、その成果を自分自身と社会に繋げることを目指しています。
8年前から取り組んでいる「まもるカフェ」プロジェクトでは、食品ロス問題に取り組んでいます。最近では、学園祭の店舗で地元八王子のオーガニック豆を使用したコーヒーを販売したり、近隣の農家さんにコーヒーの搾りかすを肥料として提供したりするなど、地域循環の一端を担っています。
4年前からスタートした「ふくのきもち」プロジェクトでは、衣料品業界の環境問題に取り組んでいます。学内でエコなTシャツを販売したり、不要な衣料品の回収を行ったりしています。回収された衣料品は、地域の清掃会社を通じてリサイクル工場へと送られ、新たな資源として生まれ変わっています。
今後も、これらのプロジェクトを継続し、キャンパスから地域へと活動の幅を広げていき、持続可能な社会構築のために活動していきます。